タックルを揃えて、ポイントも決めた。でも「実際にどうやって釣ればいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
アジングは「なんとなく投げて巻く」だけでも釣れることがありますが、基本的な釣り方・動作を理解しておくと釣果が格段に変わります。
この記事では、アジングの基本となる釣り方・動作を初心者の方にもわかりやすく、10年以上のアジング経験をもとに解説します。
1. アジングの基本スタイル「ジグ単」
アジングには様々なスタイルがありますが、初心者にまず覚えてほしいのが**「ジグ単(ジグヘッド単体)」**です。
ジグ単とは、ジグヘッド+ワームだけのシンプルな仕掛けのこと。余計なものがなく、アジの繊細なアタリを直接感じられるため、アジングの醍醐味を一番味わえるスタイルです。
まずはこのジグ単の釣り方をしっかり身につけることが、アジング上達への最短ルートです。
2. キャスト(投げ方)の基本
キャストの手順
- リールのベールを起こしてラインを人差し指で押さえる
- ロッドを後ろに引いて、前方にスイングする
- リリースポイント(約45度の角度)でラインを放す
- ジグヘッドが着水したらベールを戻す
アジングキャストのコツ
アジングでは軽いジグヘッド(0.5〜2g)を使うため、力で投げようとしないのが重要です。
- ロッドの「しなり」を活かしてキャストする
- 力を入れすぎるとラインが絡む原因になる
- まずは近距離から練習して、徐々に距離を伸ばす
最初は10〜15m程度の近距離で練習するのがおすすめです。遠くに投げるより、正確に狙った場所に投げる方が大切です。
3. フォール(沈め方)の基本
アジングで最も重要なのが**「フォール(ジグヘッドを沈める動作)」**です。アジのバイト(食い)の大半はフォール中に発生します。
フォールの種類
① フリーフォール
ラインにテンションをかけず、ジグヘッドを自然落下させる方法。
- ジグヘッドがまっすぐ沈んでいく
- ワームが自然に揺れて生命感が出る
- アジが下から食い上げてくる時に効果的
② テンションフォール
ラインに軽くテンションをかけながら沈める方法。
- ジグヘッドがゆっくり斜めに沈んでいく
- 常にジグヘッドの位置を把握しやすい
- アタリを感じやすい
- アミパターン時に特に有効
初心者にはフリーフォールがおすすめです。フリーフォールで釣るというよりはレンジの把握を優先するためです。
カウントダウンでレンジを把握する
アジがいる水深(レンジ)を探るために、カウントダウンを活用しましょう。
着水したら「1、2、3…」とカウントしながら沈め、アタリがあった秒数を覚えておきます。例えば「5秒カウントでアタリが出た」なら、次のキャストも5秒カウントしてからアクションを入れます。5秒、10秒、15秒・・・と反応があるレンジを把握していきます。
これだけで釣果が変わります。ぜひ実践してみてください。
4. アクション(誘い方)の基本
フォールだけでも釣れますが、アクションを加えることでさらにアジを引き寄せることができます。アジの活性にもよりますが、基本は同じレンジをキープするイメージでやると良いです。
① ただ巻き(リトリーブ)
リールをゆっくり一定速度で巻く最もシンプルな方法。
- 速すぎず遅すぎず、一定のスピードを保つのがコツ
- アジが横の動きに反応しているときに有効
- 巻きながらロッドティップの変化や巻き心地が重くなることでアタリを感じ取る
- 風が強いときよく使います
② リフト&フォール
ロッドをちょんちょんと小さく動かしてジグヘッドを跳ね上げ(リフト)、その後フォールさせる動作の繰り返し。跳ね上げながら糸ふけをとり、フォールはテンンションフォールを使用します。テンンショフォールの際に竿を立てながらやるとレンジをキープさせながらフォールが可能です。
- アジングの基本中の基本アクション
- リフト後のフォール中にアタリが集中する
- ちょんちょんは小さく鋭く・大きく振りすぎない
手順
- ロッドをちょんちょんと小さく跳ね上げる(リフト)
- ロッドを止めてジグヘッドをフォールさせる
- 糸ふけを取りながら繰り返す
③ ドリフト
潮の流れにジグヘッドを乗せて自然に漂わせる方法。
- 何もしないのに仕掛けが潮に流れていくイメージ
- アミやプランクトンパターン時に特に有効
- ラインに軽くテンションをかけてゆっくり流す
- 基本は軽いジグヘッドを使用し、表層を流す時によく使います
5. アタリの取り方とアワセ
アタリの種類
アジのアタリは非常に繊細で、初心者のうちは気づきにくいことがあります。主なアタリの種類は以下の通りです。
| アタリの種類 | 感覚 |
|---|---|
| 手元に伝わるアタリ | 「コツッ」「プルッ」と手に感じる |
| ラインアタリ | ラインがスーッと走る・止まる |
| 重みが増す | フォール中やリトリーブ中に急に重くなる |
| テンションが抜ける | 逆にフッと軽くなる |
特に「テンションが抜ける」アタリは初心者が見落としがちです。フォール中に突然軽くなったら、それはアジがジグヘッドを口に入れた瞬間です。すぐにアワセを入れましょう。
アワセの方法
アタリを感じたら**素早くロッドを立てる(アワセる)**ことでフックをアジの口に貫通させます。
- アワセは小さく鋭くが基本
- 大きく振りかぶる必要はない
- 手首を使って「スッ」と素早く上げるイメージ
- 大振りするとラインブレイクの原因になる
6. ランディング(取り込み)
アジがかかったら、ラインテンションを緩めずに一定の力で巻いてくるのがコツです。
- アジは口が弱く、テンションが緩むとバレやすい
- 急に引いたり急に緩めたりしない
- 足元まで寄せたら、ロッドを立てて抜き上げるかネットで取り込む
小型アジ(20cm以下)なら抜き上げでOKです。大型アジはラインが切れる可能性があるのでネットを使いましょう。
7. 実践的な釣り方の流れ
実際の釣り場での動きを順番に説明します。
① ポイントに到着したらまず観察する
常夜灯の位置・潮の流れ・他のアングラーの釣れ具合を確認する。
② まずはパイロットワームで広く探る
アピール力の高いワームを使って、アジがいるレンジと場所を探る。
③ カウントダウンでレンジを把握する
アタリが出た秒数を覚えて、次のキャストでそのタレンジを集中的に攻める。
④ 反応がなければタナ・アクション・ワームを変える
5〜10分反応がなければ、まずレンジを変え、次にアクション、最後にワームを変えてみる。
⑤ アタリが続くパターンを見つけたら繰り返す
釣れたパターン(レンジ・アクション・ワーム)を覚えて同じことを繰り返す。
8. まとめ:最初は「フォール&リフト」だけでOK
アジングの釣り方をまとめると以下の通りです。
- キャストは力を抜いてロッドのしなりを活かす
- フリーフォールとカウントダウンでアジがいるレンジを把握する
- リフト&フォールがアジングの基本アクション
- アタリは「コツッ」だけでなく「フッと軽くなる」も見逃さない
- アワセは小さく鋭く・大振りしない
最初から全部完璧にやろうとしなくて大丈夫です。まずは「投げて、フォールさせて、アクションする」この3つだけ意識してみてください。それだけでアジは十分釣れます。
西日本の漁港は豊かな海に恵まれています。ぜひ夜の常夜灯の下でアジングを楽しんでください!
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